「賢明なる投資家」バリュー投資の元祖ベンジャミン・グレアムに学ぶ。

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ベンジャミン・グレアムによって書かれた「賢明なる投資家」のレビュー。
あのウォーレン・バフェットが、19歳の時に出会い、投資家としての人生を大きく変えた一冊です。

「投資に関する本の中で、間違いなくナンバーワンである」
そうバフェットに言わしめたこの本の魅力をご紹介します。

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ベンジャミン・グレアムとは?

ベンジャミン・グレアムは、コロンビア大学の経済学者です。
歴史上最も成功した投資家のウォーレン・バフェットが、師と崇め、最も大きな影響を受けた人物でもあります。

グレアムはコロンビア大学を卒業した後、証券会社グレアム・ニューマン社を設立。
そして、母校で教鞭をとります。

1929年の大恐慌がきっかけとなり、「健全な投資法」についての研究に注力します。
その結果、確立されたグレアムの投資哲学がまとめられたのが「健全なる投資家」なのです。

「賢明なる投資家」とは?

「賢明なる投資家」は、バフェットのみならず多くの投資家に愛されたベストセラーでもあります。
この本の中で、バフェットは、冒頭部分で惜しみない賛辞を送っています。

それほどにも、「成功した投資家」たちに大きな影響を与えた本なのです。
「賢明なる投資家」が、主張するポイントについて、少し見ていきましょう。

「投機家」ではなく、「投資家」のための本である

始めに、グレアムは「投機家」と「投資家」の区別を明確にします。

「投機家」は、いわばギャンブラーです。
その企業の「本質的な価値」と全く関係なく、「株価」のみを評価して売買を行うのです。

グレアムに言わせてみてみれば、チャートを頼りに短期間での売買を繰り返す「デイトレード」も、危険で不健全なギャンブルの類なのです。

「投資家」は、「企業の本質的価値」を分析して取引を行います。
起業の持っている工場などの資産や負債などを総合的に評価して、そのより株価が低い場合のみ購入を検討します。

市場の気まぐれに翻弄されることなく、長期的で着実な資産形成を目指すのです。

グレアム曰く、その頃のウォール街では「投機」を「投資」と呼ぶようになり、市場は危険な状態に陥っているといいます。
「賢明なる投資家」は、言うまでもなく「投機家」ではなく「投資家」を目指すための道しるべなのです。

「防衛的投資家」と、「積極的投資家」の違い

それでは、本文に出てくる「防衛的投資家」と「積極的投資家」の違いは何でしょうか。

「防衛的投資家」の目的は、自らの資産を確実に守りつつ、平均的な収益を得ることです。
自分自身で運用することはなく、市場平均と連動する「インデックスファンド」や、「投資信託」を購入して、専門家の力を借ります。

グレアムは、ほとんどの一般投資家にとり市場平均を上回るのは至難の業で、「防衛的投資家」であることは最終的に良い運用成績をもたらすと語っています。

「積極的投資家」の目的は、リスクを最小限に抑えつつ、平均収益を上回ることです。
自ら積極的に資産運用への知識を深め、独自の運用方法を実践する。

「積極的投資家」として成功するためには、並々ならぬ向上心とリスクを恐れない強いメンタルが必要になります。
グレアムは、中途半端な努力で成功できるほど株式市場は甘くないと考えています。

「積極的投資家」として戦うのは、相応の覚悟が必要だとグレアムは引き締めています。

「財務諸表」を重視する「バリュー投資」

ベンジャミン・グレアムの最高の功績は、「バリュー投資」の考え方を確立したことでしょう。

大恐慌の後、グレアムは「健全なる投資とは何か」について考えます。
その結果、財務諸表のデータを参考に企業の価値を見極め、それを株価が下回る場合にのみ投資を行う「バリュー投資」を確立しました。

本書では、「バリュー投資」を成功させるための、財務諸表の判断基準について詳しく解説されています。
主に、二つの企業の財務諸表を分析し、そこから得られるデータを参考に比較を行うという手法がとられています。

グレアムは、企業の実質的価値から乖離した異常な高値の株式市場を批判し、警鐘を促します。
彼にとって、本来の価値より高い値段を払うことは「投機」に他ならないからです。

そして、グレアムが狙うのは、急成長中の「人気株」ではなく、人々が見逃しているような優良株です。
このリスク管理の徹底が、グレアムの真骨頂なのです。

「賢明なる投資家」のまとめ

最後に、本書に収録されているバフェットのコメントの要旨をご紹介します。

バフェットは、自分の運用成績が偶然の一致に過ぎないと批判されることに対して、こんな例を用いて答えています。

もし全米でサイコロ投げ大会を開いたとして、最終的に残った何人かにサイコロ投げの才能はなく、ただの幸運であるというのは分かる。
でも考えてもらいたい。
もし、そのサイコロ投げ大会の勝者たちが、全員同じ村の出身だったら?
それが全くの偶然だといえるだろうか?

これは、私たちが株式市場で経験していることと全く同じなのである。
私と私の周囲の成功した投資家たちは、みなグレアムとドッドに学んでいる。
いわば、先のサイコロ投げの例に合わせて言うなら「グレアム・ドッド村」の出身者ばかりなのだ。

つまり、われわれが成功を収めたのは、正しい方法を貫いて投資を行ったから、それだけである。

 

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