【SHOE DOG】ナイキ創業者フィル・ナイトの11の物語。

phil knight 成功を導く名著

世界最高のブランド、ナイキ。

自伝、「Shoe Dog(シュー・ドッグ)」から、米国オレゴン州で生まれた起業家、フィル・ナイトの一生をダイジェストで見てみよう。

中距離ランナーとしての情熱。

runner

フィル・ナイトは、オレゴン大学の陸上部で活躍する生粋のランナー。後にオリンピック代表監督となるバウワーマンのもと、己の限界に立ち向かう日々を送る。しかし、実はナイトがランナーとなったのは、高校で野球部のセレクションに落選をしたから。このことが、後にナイトの運命を決めたことは言うまででもない。

シャイで負けず嫌いな性格。

silhouette

私は勝ちたかった。いや、そうじゃない。とにかく負けたくなかったのだ。

スタンフォードでMBAを取得した後も、恋愛経験がなかったほどシャイな青年だったナイト。漠然と、世間で言われている「成功」を志している自分と、何かを作り上げたいという自分の間での葛藤。「反抗の時代」1960年代で、反抗を知らないただ一人の青年―。真面目なナイトの心の中には、静かに炎が灯っていた。

「勝利の女神」に出会う。

pantheon

ナイトは世界を知らずにはいられなかった。世界旅行の計画を打ち明けたとき、厳格な父の反応は意外なほどに寛容だった。相棒カーターはハワイで恋に落ち、すぐに一人旅となった。東京の禅の精神と強欲との共存。香港、東南アジアで見た貧困と、ベトナム戦争開戦の予感。イタリアで最高の芸術に驚嘆する。パリでは壮大な歴史を感じ、ドイツで東西のコントラストに驚いた。ロンドンを経由して、最後に訪れたのはギリシャのアテナ・ニケ神殿。ニケ、Nike、勝利の女神…。偶然だろうか。アテナ神殿を舞台にした、古代ギリシアの喜劇の主人公の名。それは、ナイト(Knight)である。

会計士、教師としての退屈な日々。

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米国に戻ったナイト。間もなく、会計士としてのキャリアをスタートさせる。会計士としての日々は多忙を極めたが、経営の内部を知る経験は多くの学びもたらした。しかし、ナイトの心の中には、陸上への情熱を忘れきれずにいるもう一つの自分がいた。日本のランニングシューズを売る―。ナイトは、輸入販売会社「ブルーリボン」を創業。オレゴン州立大学の講師を並行して努めつつ、起業家としての人生をスタートさせた。

運命の人との出会い。

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オレゴン州立大学での初めての授業。退屈そうな生徒の中で、ひと際目を引く女性が席に座っている。授業中の参加も少なく、この子は大丈夫だろうか。ナイトは大学で、ペニー・パークスと出会った。とびきりシャイだったパークス。しかし、ふたを開けてみると、テストの成績は抜群だった。似た者同士の二人は恋に落ち、間もなく結婚。一生の支えとなる、大切なパートナーがナイトの人生に加わった。

人生はゲームだ。

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ナイトの経営手法は、元会計士とは思えないほどにリスキーでチャレンジング。銀行員からの忠告にも耳を傾けず、どんどん借り入れを増やしてビジネスを拡大させた。停滞は死を意味する。成長しか道はない―。西海岸を中心にスタートし、東海岸までにも販路を広げた。大量に仕入れて、ギリギリで売りさばく。ブルーリボンは、全速力で拡大を続けていた。

ランナーたちの反撃。

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ブルーリボンの快進撃は、米国社会の運動観をも変えつつあった。「ジョギング」の概念すら薄かった時代。何のために走っているのか?何が楽しいのか?ランナーは、人々の怪訝な視線にさらされ続けていた。しかし、ランニングシューズ及びフィットネス・ブームの到来は、そんな空気感を変えつつあった。ランナーたちは、市民権を獲得し始めていたのだ。

バウワーマンの発明。

factory

ブルーリボンの共同創業者のバウワーマンは、伝説の陸上コーチとして知られている。オレゴン大学時代、ナイトの恩師であった彼は、様々にシューズを改良しては、選手を実験台に試していた。独自ブランドでシューズを開発するというミッション。初期のシューズの開発において、バウワーマンは重要な役割を担っていた。

「オニツカタイガー」の裏切り。

asics shoes

ブルーリボンの唯一の取引先は、後のアシックスとなる「オニツカ」。ブルーリボンとオニツカとの関係は、常に円満だったとは言い難い。オニツカが契約を無視し、ブルーリボンを流通チャネルから外そうとしていることが発覚。両者の関係は修復不可能となり、ブルーリボンは独自ブランドの展開に完全にかじを切った。

SWOOSH(スウッシュ)

nike shop

世界一有名なロゴの一つ、SWOOSH(スウッシュ)。それをデザインしたのは、オレゴン州立大学の無名の美術学生だった。「躍動感のあるロゴを作りたい」。そんな要望に応えた彼女は、数週間分の作業の謝礼として35ドルを受け取った。

夢に告げられて。

moon

ロゴの完成に続いて、ブランド名の決定も急務だった。最初の案は、ファルコンやベンガル。いやいや、キャッチーさが足りない。ナイトは、「ディメンション・シックス」を提案するも、従業員の猛反対にあう。そんな中、ある夢を見た男がいた。NIKE。従業員のジョンソンが真夜中に目を覚ますと、目の前には「ナイキ」の文字が浮かんでいたのだ。ギリシアで見た、勝利の女神ニケ(NIKE)。ぴったりの名前だった。

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