彼のキャリアすべてがかかっていると言っても過言ではない。なぜなら、グラミーのトロフィーへの放尿は、音楽業界全体への宣戦布告であるからだ。
- カニエ・オマリ・ウェスト
- Kanye Omari West
- 誕生日 1997年6月8日
- 年齢 43歳
- 星座 ふたご座♊
- 出身地 イリノイ州シカゴ アメリカ合衆国🇺🇸
- 職業 ラッパー ファッション・デザイナー 起業家
- 身長 173㎝
- 未婚 離婚1 子供4
- 関連する組織・ブランド Yeezy DONDA アディダス Gap
- 敵対関係 テイラー・スウィフト(和解済み) ナイキ(アーティストはアスリートと対等に扱ってもらえないことから、アディダスへ移籍) 大手レコード・レーベル(自身の楽曲の著作権を取り戻す)
🤑カニエ・ウェストの純資産は、1400億円(2020年現在)。
💰カニエ・ウェストの年収は、200億円(2020年現在)。
グラミー・トロフィーに”放尿”するカニエ・ウェスト
カニエ・ウェストは日本時間9月17日、Twitter上で衝撃的な動画を投稿した。
動画では、カニエ・ウェスト本人とみられる人物が、便器の中に入ったグラミー賞のトロフィーに放尿をしている。
「信じてくれ、俺は止まらない」”Trust me… I WON’T STOP”とコメントを加えたこのツイートは、1週間ほどで既に29万回以上のツイートを記録している。
これまでにも独創的な発言と様々な”寄行”で注目を集めてきたウェストだが、このツイートにはどんな意味があるのだろうか?
ソニー、ユニバーサルとの関係解消を目指す
カニエ・ウェストはさらに大手レコードレーベル、ソニーやユニバーサルと結んだ契約内容の文書を公開。
自身のレコード契約の条件が”不当”であることをほのめかした。実際、カニエ・ウェストは自身の作った楽曲の権利を保有していないとみられている。ソニーやユニバーサルから自らの曲を取り返すため、一連のツイートを行ったというわけだ。
さらには、楽曲を取り戻すことが出来るまでは、メジャー・レーベルからの楽曲のリリースは行わないことも表明。いわばミュージシャン・バージョンの”ストライキ”だ。
一方、不安げな妻、キム・カーダシアン
妻のキム・カーダシアンは、ツイート内容に関しては言及しなかったものの、ウェストの精神状態が不安定になりがちなことを受け、サポートをしていきたいとコメントした。
思い返せば、2016年11月に行われたライブでは、途中で楽曲を中断し、演説を開始したりと、ユニークな行動には事欠かない。
そんな、どうしても”寄行”が目立ってしまうカニエのために、常にそばにいたい、というのだ。
音楽業界を変えることはできるのか?
ただ、一方のカニエ・ウェストは真剣そのものである。今年になり、公式にビリオネア(1000億円以上の純資産)として認められたこのシカゴ出身のラッパーは、自分の曲を取り戻すためならいくらでも払う準備があるのかもしれない。
さらに、音楽業界全体を変えることを目論んでいるとも、みられている。すべてのアーティストを”自由”にすることが目標なようだ。
米国大統領選挙にも出馬するなど、カニエ・ウェストの掲げる目標は常にとてつもなく高い。しかし、今回の一連の騒動は、ミュージシャンとしてのウェスト自身の根幹にかかわるもので、非常にリスクが高い。
彼のキャリアすべてがかかっていると言っても過言ではない。なぜなら、グラミーのトロフィーへの放尿は、音楽業界全体への宣戦布告であるからだ。過去に音楽業界との戦いに勝利したアーティストは、ほぼいないと言っても過言ではない。つまり、彼の現在の行動は、普通に考えれば自殺行為に等しい。しかしながら、それをやってしまうのがカニエ・ウェストなのだ。
カニエ・ウェストは、また新たな”挑戦”に挑んでいる。果たして、メジャー・レーベルから”自由”になった新カニエ・ウェストを、私たちは見ることが出来るのだろうか。
コメント