初心者でも簡単に仮想通貨のトレードができるツール。今回は自動売買サービスQUOREA(クオレア)をレビュー。
QUOREAとは?
QUOREA(クオレア)は、仮想通貨の自動売買ツール。トレーダーたちが作った「ロボット」たちの中から自分に合ったものを選び、資金を運用していくというスタイル。結論から申し上げると、QUOREAのロボットたちはかなり優秀。良いロボを選べば、しっかりと仕事をしてくれる。運用実績については、この記事の後半で触れていくことにしよう。
QUOREAのポイント
初心者でも、簡単にトレード
仮想通貨のトレードは、難しい。恐らく、継続的に利益を生み出しているのは「魔法使い」みたいな人たちなのではないか。普通の人たちには、結構立ち入りづらい領域といえるだろう。しかし。そこを変えたのがQUOREAなのだ。「魔法使い」たちが作ったロボットを用いて、初心者でもハイクオリティなトレードができるようになる。それがQUOREAというサービスだ。
優秀なロボたちが集結
QUOREAのロボは、優秀。さらに自分に合ったものを選べば、まさに分身のように感じられる。
例えば、このあたりのロボたちは年間で30%以上資産を増やしてくれている。実績のあるロボを選ぶことができる点が安心だ。
QUOREAのAIが賢くて安心
QUOREAのロボ選びを助けてくれるのが、QUOREAのAIによるレコメンド機能。「リスク」「リターン」「必要資金量」「安定性」の四つの観点から「オススメ度」を判定してくれます。この「オススメ度」が結構深い。一見良さそうなロボットでも、AIによって低評価が下されていたりする。詳しくそのロボットを調べてみると、「なるほどな」と、最終的に腑に落ちる。逆に、「オススメ度」が高いというのは、安定感があって、信頼できるという証拠。大損害を被らないように、QUOREAのAIが導いてくれるので、専門知識がなくても安定感のある運用ができる。
「購入時期」のリスクを分散
仮想通貨の長期保有をする人は多いのではないだろうか。しかし、そんな時絶対に無視できないのは「購入時期」の問題。
例えば、ビットコイン・バブル期の2017年末に買うのと、停滞期の2018年末に買うのとでは大きな差があるのが分かるだろうか。QUOREAなら、そんな「購入時期」のリスクを低くすることが可能だ。
QUOREAのロボたちは、基本的には短期で売買を繰り返す。長期的な価格変動に巻き込まれることもなく、むしろ、混乱に乗じて利益を上げることも可能なのだ。
例えば、この「売り」ロボットは、ビットコインがかなり下がった時期でも結果を残している。もちろん、リスクも伴い、勝つことばかりではない。しかし、「買い」しか選択肢がない場合と比較すると、堅実に運用できるのではないかと思う。何より、ロボットは感情に左右されることがない。「理性100%」で動くのだ。そのため、「マーケットの気まぐれ」に巻き込まれる可能性を下げることができる。
手数料が良心的
総売買代金(1か月) | ||
---|---|---|
1000万円以下 | それ以上 | |
口座開設・維持費用 | 0円 | |
取引手数料 | 総売買代金の0.05% | 総売買代金の0~0.05% |
手数料の安さは、QUOREAをお勧めしたい最大の理由の一つ。まず、「口座の維持費」のようなものは皆無。取引をしなければ、手数料はかからない。取引手数料に関しても、最高で0.05%。ほとんどの人が1000万円以下を運用すると仮定すると、その場合は0.05%の手数料。1000万円より多く運用すれば、手数料率はどんどん少なる。
(例)1万円分取引した場合の手数料=10,000÷100×0.05=5円
手数料の算出方法ですが、総売買代金をまず「100」で割ることに注意されたい。「100分率」なので。数学に弱い僕は、これで見事に勘違いをしてしまった。(笑)
「1万円取引して5円手数料がかかる程度」ということだ。
登録方法
QUOREAに登録
まずは、QUOREAに登録。メールアドレスだけで簡単に登録できる。FacebookやTwitterのアカウントも使えるのは便利だ。
仮想通貨取引所の登録&入金
登録
仮想通貨取引所の登録が済んでいない方は、登録しておこう。
QUOREAで使える取引所は、現在
・bitFlyer
・BITMEX
の3つになっている。
入金
LiquidまたはbitFlyerの口座に日本円を入金。ここで注意してほしいのが、0.001BTC(ビットコインの単位)相当の日本円が必要な点。十分な日本円がないと、QUOREAでの自動取引ができない。
また、「分足ロボット」に関しては、一部「保有日本円金額」に応じて取引制限がある(後ほどご説明差し上げよう)。最低でも1万円~3万円程度入金すれば問題なく使える。もちろん、0.001BTC以上なら少額でも運用を始めることができる。
APIの発行
APIの発行
仮想通貨取引所にて、「API」の発行を行おう。APIは、「QUOREAのアカウント」と「仮想通貨取引所の口座」をつなぐために使われる。
「APIアクセスの許可内容」の設定
LiquidでAPIの設定をする際に、「APIアクセスの許可内容」の設定を求められる。
・実行(読み込み)
・注文(読み込み&書き込み)
・ポジション(読み込み&書き込み)
・取引口座(読み込み&書き込み)
の合計8項目すべてにチェックを入れておこう。
その後、Liquidの2段階認証の確認コードを入力すれば、APIの発行が完了する。この後、APIの情報をQUOREAに入力しよう。
QUOREAでAPIの設定
Liquidで発行したAPIの「ID」そして「APIトークン秘密鍵」をQUOREAに入力。
と移動し、Liquidで取得した「APIキー(ID)」と「APIシークレット(秘密鍵)」を入力しよう。
カードの設定(デビット&プリペイド可)
手数料は、カードから支払うことになる。クレジットカード、デビットカードまたはプリペイドカードを
と移動して設定。
ロボットをフォロー
お気に入りのロボットを見つけて、フォローしてみよう。ロボットを探すには、
と移動する。基本的には、「オススメ度」の高いロボットほど、堅実な運用ができるようになっている。ロボットの選び方については、後ほど詳しく説明するとしよう。
お気に入りのロボットを見つけたら、フォローしておこう。
自動売買設定
ロボットのフォローが済んだら、「自動売買」をオンに。フォローしただけでは取引が始まらないので注意。
自動売買を「OFF」から「ON」に。
「分足ロボット」の場合
「分足ロボット」の場合、利用者が多くなるにつれ必要資金が多くなるのことに留意しておきたい。持っている日本円とビットコインの合計が「最低投資資金」以上の場合のみ、「自動売買」をオンにできる。
所有金額が少ないと、こんなエラーメッセージが。ロボットの人気度によって必要金額が変わってくる。最低でも1万円~3万円あたり準備しておけば問題ないはずだ。もしくは、フォロワーの少ないロボットを選ぶの一つの手になる。
取引量設定
取引量設定は、「保有資金の何%を一回の取引に投入するか」を表している。
ひとつのロボットが同時に複数の取引を行うこともあるので、常に投資資金が尽きないように工夫するのが良い。1ロボット当たり、~15%あたりが無難なのではないか。
損切設定
「損切」とは、損害の割合が一定以上になったときに強制的に取引を終了することを言う。例えば、「売り」ロボットを使ったとき。「売り」の場合は、売ってから買うという順番になっている。ちょっと奇妙ではあるが、そういう仕組みなのだ。こんな場合はどうか。
こんなの嫌だ。あらかじめ「損切」の設定をしておけば、ある程度の損害で抑えることができる。
「レバレッジ設定」&「利確設定」
「レバレッジ」は、手持ちの資産以上の金額を掛けること。「利確」はその際に「何%の上昇で取引を終了させるか」をいう。「レバレッジ」は複雑でトリッキーなので、基本的には1倍のままでいいと思う。
ロボットの選び方
QUOREAを始めるにあたって、かなりの量のロボットを見てきました。「ロボット選びのポイント」をご紹介しましょう。
まずはここを見ろ!なポイント
「オススメ度」をCheck
まずは、「オススメ度」。『またまた御冗談を。どうせQUOREAに都合の良いロボットが推薦されるんでしょう?』と思ったそこのアナタ。僕も正直、最初はそう思っていた。しかし、違う。「オススメ度」はQUOREAのAIが客観的に計測していから、信頼できる。迷ったら、とりあえず「オススメ度」を見ておけば問題ない。
「オススメ度」を決めているのは
・リターン
・必要資金量
・安定性
の四つのファクターだ。ひとつずつ見ていこう。
リスク
リスクは、「最低利益がどれほど下がっているか」がポイントになっていると僕は考えている。例えば、この取引。
画面中央の「最低」の部分の注目。最終的な利益は5%になっているが、途中、-28%まで下がっている。結果オーライと言えばそれまでではあるが、そのまま相場が回復しない可能性を考えると、大きなリスクになる。長期的に相場が乱高下するビットコインの性質上、長期にわたって損害を抱えるのは少し厳しい面がある。
リターン
これは間違いなく、「最終利益」がポイントになっているはずだ。ただ、単に最終利益の数字を見るだけではなくて、「一定期間内にどれだけの最終利益を積み上げたか」を考えるのが重要になってくる。同じ最終利益を1年間で積み上げるのと、たった1か月で達成するのとでは大きな違いがあるからだ。さらに、取引に連勝することができれば「複利効果」も働く。(+1%が何度も続けば、「1%増」の意味合いも増していくイメージになる。)いろいろ書いてきたが、結局、QUOREAのAIを信用すれば「リターン」の検討も問題ないと思っていただければOKなのではないか。
必要資金量
必要資金量は、「少ないほうがお手軽に始められる」。基本的には、「自動売買」が「ON」にできればそれでOKだ。
安定性
安定性は「勝率」と深く関わっている。安定性が低いロボットは、使用するタイミングによっては失敗する可能性がある。安定性が高いに越したことはない。
「日足?」or「分足?」をCheck
「日足」か「分足」かは、ロボットの「チャート」の分析方法を示している。「日ごとの値動き」を参考にするか、「分ごとの値動き」に目を見張るか…そういう違いになってくる。「日足」のほうが売買間隔が大きく、「分足」のほうが狭い傾向にある。
「買い?」or「売り?」をCheck
「売り」は「売ってから買う」から、値段が下がると利益が出る
という違いが。時と場合によって使い分けていこう。
「買い」のロボットは黒い文字で、「売り」のロボットは赤い文字で表記されている。
「仮想取引詳細」をCheck
ロボットの「個別ページ」の下部に、「仮想取引詳細」がある。ここに隠れたヒントが。
保有期間
まずは保有期間。0分から120日まで様々。僕の場合、数分で利益を出しているロボットはすごいなと感じる。これは、個人の好みによるかもしれない。ただ、ビットコインの特性上、長期保有すると価格が乱高下する可能性も高まる。
最低利益
最低利益は、保有期間中にどれだけ利益が下がった時期があったか。20%ほど価格が乱高下する場合もある。
最終利益
最終利益は、それぞれの取引の確定値。過去にさかのぼって確認できるので、しっかりと見ておくことが重要。ごく稀に「派手にやらかすタイプ」がいることもあるので注意。
「ユーザー」をCheck
作者のIDをクリックすると、実績が分かる。「ロボットを継続的にアップデート」している作者さんや、「ロボットに愛情を注いでいる」作者さんならなお安心かもしれない。
「累計損益」をCheck
「累計損益」は、一定期間内の損益をまとめたもの。「分足ロボット」なら、ここ一週間の成績になる。個人的には、実績のあるロボットを選んだ方がリスクは小さいと考えられる。「ロボットが今の市場に対応し切きれているか」も何となく分かるはず。
リスク・タイプをチェック
QUOREAでは、ロボットのポートフォリオを特性に応じて、自動的に「リスク・タイプ」を診断してくれるサービスが存在している。
リスク・タイプの診断の基準になっているのは、以下の三つの観点。
2.取引量の設定(一回の取引で、資産の何パーセントを売買するか?)
3.レバレッジの程度(実際の資産の何倍を取引するのか)
これらを総合的に考慮して、弾き出されるのが「リスク・タイプ」なのだ。
ちなみに、マネだちでのリスク・タイプは「ミドルリスク型」となっている。
さらに、一日当たりの「最大想定損失額」というのも算定してくれているので、万が一への備えができるようになっている。
QUOREAの注意点
人気の「分足ロボット」には資金が必要
先ほども申し上げた通り、「分足ロボット」は人気度に比例して「必要資金量」が変化します。人気のロボットを利用するには残高を増やして臨みましょう。
ロボットの自動売買OFF時に注意
ロボットの自動売買をOFFにしたい場合。まだ取引が終わっていない場合、その時の金額で取引終了になります。ビットコインの保有期間が長い場合、自動売買をOFFにしにくくなることに注意。
現在、仮想通貨はビットコインのみ
現在は、ビットコインのみ。特に通貨追加のアナウンスもありません。果たして他の仮想通貨は追加されるんでしょうかね。続報が待たれます。
QUOREAを動かしている凄い人たち
QUOREAを運営しているのは、凄まじい経歴の方々ばかりです。大手証券会社で様々な賞を受賞した方や、天才プログラマーの方。うん、信頼できますね。それとは関係ないのですが、QUOREAって英語表記ですよね。海外進出を狙っているのか?いないのか?注目!
株やFX(準備中)のサービスも
仮想通貨だけでなく、株やFX(準備中)のトレードもできるみたいです。興味のある方はどうぞ。
運用実績(Part 1)
ここで、僕のささやかな運用実績をご報告。随時アップデートする予定です。
先ずはロボに出会う
「買い」と「売り」を組み合わせてリスクヘッジ
時は2019年4月3日。しばし鳴りを潜めていたビットコインは息を吹き返し、嵐の前の静けさを予感。久々に価格上昇が来ているということで、まずは「買い」のロボットをセレクト。ただ、同時に「急騰に乗じた急落もあるかも」と思い、同量で「売り」ロボットを設定。…優柔不断かよ。(笑)まあ、「リスクヘッジ」ということでご容赦ください。
ほとんど負けない奴らを選んだ
最初のロボットということで、「最終利益」の履歴を入念にチェック。ポイントは、
・たまにヒットをかます
の二つ。厳正なる審査のもと、選ばれたのは
・Ds27(売り)【86点】
いかにも「ロボ顔」の、瓜二つな二人。おっと、作者は二人とも同じ「yt2」さんか。元手は15,000円。頑張ろうぜ。
いざ出陣
早くも連勝!
4日の午前から、Db9v2が「買い」でやってくれました。あれよあれよという間に連勝。Ds27は沈黙を保ったままでしたが、結局、利益は一時67円に。最終的には2連敗を喫して利益は54円になりましたが、初日にしては上々の滑り出し。
マーケットとの勝負は?
気になる「マーケット」との比較は…
ま、負けてる…
と、思ったのも束の間、今度は54倍の利益に。圧勝です。完膚なきまで叩きのめしています。(笑)…というのは冗談として。実際のところ、ビットコインは価格変動が激しいのでまだ何とも言えませんね。でも、黒字なのは高く評価できますよね。
2日目
2日目もイイ感じで勝ってます!累計損益額は+172円で、3ケタ台に。ここまで、大体18回くらいの取引があったので、手数料は15円(=15000円×0.12×18×0.05÷100)くらいでしょうか。初日よりもハイペースで、手数料を差し引いてもすでに「おーいお茶」が買えますね。(笑)価格下落の影響も避けることができて、市場との比較でも圧勝(+172 vs -226)。
塵も積もれば山となるんだぜ?
『え、1日目の利益54円ですか?www』と思っているそこの君。毎日54円を稼ぎ続けることがどれだけすごいことか。一年分に換算すると、
ね、結構いいでしょ。AirPodsが買えますよ。
しかも、「複利効果」が働けば、もっと成績が良くなる可能性だってある。10万円の1%と、100万円の1%には天と地の差がありますよね。そんな風に、どんどん資金を増やしていけば結構利益が出るかもなんですよ。
運用実績(Part 2)
僕は嘘をつかない。Part 1ではその後、BTCの暴落を受けて2000円近く損失を出すことに。(苦笑)複利効果どころじゃないぞ。そして、怒りの途中棄権。
しかし、また気乗りがしてきたので、QUOREAのチャレンジPart 2に繰り出すことにしよう。今回は、より詳細にレポートを行っていく。
5日間→+4.056%
なに、お主、QUOREAは腕を上げておるな!?純粋に、そんな風に感じる結果に。
取引では5戦全勝。
今回は、「おすすめ度」で上位に挙がっているロボをピックアップ。
こんなメンツ。
取引結果は、5日間で4.056%の収益率に。25000円を投資して、1014円の利益。これってスゲェよ。
この画面では、2週間経過時の結果になっていて(6日目以降は取引がない状態が続いている)、BTCの価格との比較では下回る結果に。
約1か月→10.008%
1月11月~2月9日の約一か月間の累計運用結果は、約10%に。これは、かなり凄いのでは!?
確かに、BTCの単純保有に比較するとまだまだ差をつけられている。ベア・マーケットになったとき、運用結果がどう動くかに注目が集まる。
ここからBTCの価格がどう動いてくるのか?によってBTCへ単純に投資した場合との比較は変わってきそう。マネだちでは、これからもレポートを継続していく。
QUOREAをやってみた感想。
シンプルに楽しい
QUOREA、シンプルに楽しいですね。ロボットの投資実績もちゃんと公開されているから、じっくり検討できる。そして、ロボットが活躍してくれた時は何とも言えない素晴らしい気分になります。この先、辛いこともあるかもですが、それでも、根底には安心感があります。ビットコインという値動きの激しい銘柄を扱っているのに、ゆったりと投資を楽しむことができる。というのが率直な感想ですね。
ロボへの謎の愛着
ロボットが擬人化されているのもイイですね。頑張ったロボをねぎらい、悩めるロボを叱咤激励する。それもQUOREAの楽しみ方の一つ(?)かもしれませんね。
本格的に稼ぐには大きな元手が欲しい
全ての投資に共通することですが、がっつり稼ぐには大きな元手があると有利です。必ずしもハイリスクなロボを選ぶ必要はなくて、十分な資金を用意し、がっちり堅実なロボに任せれば上手い投資ができると思います。もちろん、少額からでも、頑張って粘り続ければ「複利効果」を発揮してくれるでしょう。いずれにせよ、信頼できるロボを選ぶことができれば、満足な投資ができるはずです。
QUOREAのまとめ
QUOREAのことを分かっていただけたでしょうか?QUOREAの登録自体は、メールアドレスの登録だけで簡単にできますよ。
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