2018年には、開始から1年足らずで取引量世界一の座に上り詰めました。
今回は、そんなバイナンスの基本情報・メリット・デメリットについてご紹介します。
バイナンスの基本情報
運営会社:バイナンス
もともとは香港に本社を置いていましたが、中国当局の規制を受けて移転。
2017年に東京に移動した後、マルタ島に腰を据えました。
社長:ジャオ・チャンパン
チャンパン氏は中国で生まれたのち、カナダのバンクーバーで育ちました。
彼の父親はもともとは大学教授でしたが、中国当局により国外追放を余儀なくされました。
少年時代はマクドナルドの店員をこなすなど、懸命に働きました。
大学時代はコンピューターサイエンスを学び、卒業後日本へ。
東京証券取引所でエンジニアとして活躍した後、中国で起業。 後の2017年にバイナンスを立ち上げています。
資本金:1000万ドル(約11億円)
設立:2017年
設立からほぼ時間が経過していませんが、既に世界一の仮想通貨取引所として君臨しています。
取り扱い通貨:100種類以上
上場スピードも早く、「未来のビットコイン候補」の有望株を購入することができます。
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ライトコイン(LTC)
等の主要なコインはもちろん網羅しています。
最小取引額:0.0001BTC
2018年12月8日現在のレートだと、0.0001BTC = 38円。
海外の取引所と言えど、始めるのは気軽です。
手数料
出入金手数料
つまり、日本円や米ドルでの出入金はできません。 出入金は仮想通貨で行う必要があります。
入金手数料:無料
出金手数料:有料
金額は時期により変化があります。
2018年12月9日現在、バイナンスの入金手数料は
となっています。
取引手数料:0.1%
通常時
バイナンスでの、通常時の取引手数料は
となっています。
バイナンストークン利用時
取引手数料をバイナンスの独自トークンである バイナンストークン(BNB)で支払うと、
まで下げることができます(利用1年目)。
割引率は、
1年目:50%
2年目:25%
3年目:12.5%
4年目:6.75%
5年目:0%
というように変化していきます。
つまり、1年目の取引手数料が最も安くなります。
セキュリティ
二段階認証
仮に秘密鍵が盗まれてしまった場合でも、二段階認証のパスワードによって被害を防ぐことができます。
レバレッジ:未対応
バイナンスのメリット
圧倒的なラインナップ
国内で購入できる何倍ものコインが選べますし、多彩な取引ペアが利用できます。
世界中から仮想通貨の情報を仕入れることのできる方なら、ぜひとも利用しておきたい点です。
ハードフォークへの対応が迅速
ハードフォークとは、一つの通貨が何らかの理由で分裂することを言います。
主な原因は、内部の技術者同士の意見対立や利害の不一致です。
バイナンスでは、ハードフォーク時に高い確率で新しく誕生した通貨のトークンを付与されます。
ハードフォークの可能性のある通貨を、バイナンスで所有するのも選択肢の一つです。
最新通貨の上場が早い
まだ値段の低い目立たないものも上場しています。
有望な通貨を選ぶことができれば、数年後に大きく価格が変動する可能性があります。
長期的な視点で、成長する伸びしろのある通貨を購入できるのもポイントです。
ユーザー数が多く、取引成立しやすい
売値と買値の差額であるスプレッドも比較的小さく、取引の効率性においては世界随一です。
最も利用者数が多いのは米国のユーザーで、続いて日本のユーザーが多くを占めています。
バイナンスのデメリット
サポートが日本語未対応
万が一、トラブル等でコンタクトを取る際には他の言語を用いる必要があります。
中国当局の介入の恐れ?
移転先の日本でも金融庁から営業の見直しを迫られ、現在はマルタに拠点を移しました。
中国国外に本社を持つ現在、当局の介入を受ける可能性は低下していると考えられます。
しかしながら、そんな可能性を感じさせるのも海外の取引所であるからでしょう。
レバレッジ取引には未対応
行うことができるのは現物取引のみです。
大きなレバレッジをかけて一攫千金を狙うような取引には向いていません。
バイナンスのまとめ
手数料も比較的低く、約定も迅速。
世界一の名に恥じない、優秀な取引所です。
海外の取引所ではありますが、日本人の利用者が2番目に多いです。
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