そろそろ、新学期が始まる時期ですね。心機一転、「今年こそは英語力を上げよう!」と考えている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、大学入学時に初めて受けたTOEICで905点をマークした僕の、英語の学習方法をご紹介したいと思います。
楽しむほど、伸びる。
具体的な学習方法の前に、大前提があります。英語は、楽しんでやらないと伸びません。本当にそう思います。英語が嫌いな人で英語が得意な人は見たことがありませんし、その逆もまた真だと思います。つまり、英語ができるようになるためには、まずは英語が好きになる必要があると思います。これを、Step0としましょう。英語は苦行なんかじゃありません。「いかに楽しんで学ぶか」を意識すれば、自然とできるようになっていきます。
それでは、どうやって英語を楽しむか。それは、英語圏の文化に親しむことが一番手っ取り早いと思います。洋画、洋楽、文学などに興味を持つこと。また、必ずしも文化でなくてもよく、科学やビジネスの切り口で英語を勉強しても良いと思います。とにかく、大事なことは英語と現実社会のコンテンツをリンクさせて、そこから”生きた英語”をそのまま脳に輸入することだと思います。非常に回りくどい表現になってしまいますが、伝えたいことは「英語だけを勉強しようとしても伸びない」ということなんです。
もちろん、基礎的な部分は大事です。最低限、単語や構文は覚える必要があると思いますし、退屈な作業になってしまうかもしれません。しかし、英語ができる人とできない人を分けているのは、「その知識を使おうとする好奇心があるか?」だと思います。なので、基礎となる知識を身に付けたら、すぐそれを使って楽しむ。いろいろ試して遊んでみる。これがつまるところ、僕がTOEICで高得点を取るためにやったことなんです。
僕は英語に関して特別な教育は受けてませんし、海外に行ったことすらもありません。でも、一つだけ幸運だったのは、インターネットがある時代に生まれたことだと思っています。そう、皆さんもネットにアクセスできますよね。いろいろな英語のコンテンツに触れることができるのです。ですから、「英語ができるようになる」ということは、これまでになくハードルが下がっていると思います。間違いなく、今からでも遅くないです。気楽にいきましょう!
“マネだち流”英語学習5Steps
まずは教科書の和訳
まずは、高校時代の授業の話から。僕の高校では、教科書の和訳が毎授業の課題になっていました。もちろん、かなり量が多いので、まじめにやっていた人はあまりいなかったと思います。(苦笑)僕は、もともと英語が好きだったこともあり、コツコツやっていました。定期試験では、英文を丸暗記しなければならないこともありました。最初は、それをやる意味が分かりませんでしたが、だんだん腑に落ちてきました。
教科書の和訳をやっていると、単語や構文に慣れてくるのは当たり前なのですが、それ以上に、英文の「推測力」が伸びてきます。「推測力」というのは、例えば、いくつか意味を知らない表現や単語があっても、文脈で何となく意味が分かってしまうような現象です。「センス」と表現するのが適切かどうかわかりませんが、英文を読むときの「要領」が良くなっていくという感じです。全部を訳さなくても意味が分かるようになるので、読むのが早くなります。
これを実践するには、必ずしも教科書でなくてもいいです。何でもいいので、まずは自分のレベルにあった英文を見つけて翻訳してみてください。
ひたすら単語を覚える
単語学習は、一番の基礎になる部分です。決して難しい単語を覚える必要はなく、まずは使用頻度の多い単語から手を付けることが重要。TOEICの単語は、案外簡単な単語を知らないと失点します。基礎を完璧にしつつ、余裕があればビジネス語を覚えていきましょう。
単語帳は、自分が好きなものを選べばいいと思います。高得点を狙うなら、TOEIC専用のものがあれば安心です。
洋楽をひたすら聴く、そして歌う
これが、僕が個人的に一番好きな勉強法です!(笑)浴びるように音楽を聴くのです。構文、読解、単語、リスニング、発音、スラング。なんでもござれ。好きな音楽を聞き流しているだけで、自動的に英語力が伸びていきます。夢のような話ですね。もちろん、並行して真面目に勉強することも必要にはなりますが、それでも洋楽のコストパフォーマンスは最高です。
個人的なオススメは、エド・シーランです。作詞能力が高いのはもちろん、発音が分かりやすいというか、チャーミングです。何時間聴いていても飽きないキャッチーな曲調なので、誰もが好きになると思います。また、慣れてきたら彼のラップの曲を歌うのを試してみてください。ロンドンの「グライム」というジャンルに影響を受けているので、スピードが速くやりがいがあります。(笑)
英語で情報収集
英語力がついてきたら、英語で情報を集めてみる。Twitterでも、Google検索のニュースフィードでもいいですが、直接情報を仕入れてくる。これが結構いいトレーニングになります。他の人の翻訳を待つ必要がないので、迅速に、かつユニークな情報を集めることができます。洋楽や洋画にハマった皆さんは、もう日本語のメディアを読むだけでは物足りなくなっているはずです。(笑)
仕上げは模試で対策。
最後は、模試を自分でやってみましょう。初めての受験なら、形式を知らないと確実に残念な結果になるはずです。大抵の場合は時間が足りないはずなので、分からない問題はスピーディーに切り捨てていく必要があると思います。
参考書は一冊あれば十分です。
おまけ:スマホの言語設定を英語に
これをやると、日常生活に英語が忍び込んできます。確かにめんどくさいこともありますが、経験を積むという意味では結構いい方法です。ちょっとカッコ良くなるし。(笑)
英語学習法のまとめ
英語の勉強は、日常生活に組み込んでいくことでかなり楽になります。上達するのに時間はかかりますが、学習自体を楽しみにしてしまえば問題ないことだと思います。英語の勉強はつらくもなんともないので、気楽に頑張っていきましょう。僕も楽しんでいきます!
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