イーサリアム・クラシックとは?IoTへの応用に期待が膨らむ。

Ether Classic仮想通貨
イーサリアム・クラシック(ETC)とは、イーサリアムから分裂してできた仮想通貨です。

イーサリアムと似た面は多いものの、最近ではIoT(モノのインターネット)の開発など独自の路線を展開しています。

 

今回はイーサリアム・クラシック(ETC)について、

イーサリアム・クラシックの基本
イーサリアム・クラシックの特徴
イーサリアム・クラシックの将来性

この三つの観点から解説していきたいと思います。

 

 

イーサリアム・クラシックの基本情報

本家イーサリアム(ETH)から分裂の経緯

イーサリアム・クラシックは、イーサリアムから分裂(ハードフォーク)してできた通貨です。

どうして分裂することになったのでしょうか。

 

まずはその経緯を簡単に振り返ってみましょう。

 

約60億を盗まれた「The DAO事件」

イーサリアム・クラシックの原点は、「The DAO事件」にあります。

「The DAO事件」とは、イーサリアムを使ってプロジェクトを立ち上げたThe DAOという組織がハッキングに遭った事件です。

 

その結果、約60億円相当のイーサリアムが盗まれてしまいました。

 

被害額の処理を巡って対立

消えた60億円の処理を巡って、イーサリアム開発チームは内部で意見が対立しました。

大きく分けて2つの案が出されました。

 

1つ目は、

「コードを書き替えて、ハッキングをなかったことにする」

という案。

 

2つ目は、

「コードはそのままに、盗まれた60億円を取り戻さない」

という案でした。

 

議論の結果、約9割の開発者が前者を、約1割が後者を選びました。
こうして、両陣営の間の亀裂は決定的になりました

 

ハードフォーク(分裂)、そしてクラシックへ

そして、イーサリアムは2016年7月20日に分裂(ハードフォーク)しました
これがイーサリアム・クラシックの誕生です。

 

イーサリアムは

「コードを書き替えて、ハッキングをなかったことにする」

という案を採用し、

 

イーサリアム・クラシックは

「コードはそのままに、盗まれた60億円を取り戻さない」

という案を採用しました。

 

こうして、現在も2つの通貨が共存している状態になっています。

 

作者:イーサリアム・コミュニティーの一部

イーサリアム・クラシックの作者は、イーサリアム・コミュニティーの一部です。

先ほどの通り、「The DAO事件」でクラシック側についたのはイーサリアム開発者の約1割。

 

少数ながらも、信念を保ち開発を進めています。

 

開始年月:2016年7月20日

イーサリアム・クラシックが生まれたのは2016年7月20日です。

イーサリアムが誕生した2015年7月30日から約1年のことになります。

 

管理者:参加者全体

イーサリアム・クラシックは殆どの仮想通貨と同様、参加者全体がその管理を行っています。

ブロックチェーンを使った「脱中央集権的」な構造です。

ビットコインとも似たような仕組みです。

 

単位:ETC(イーサクラシック、ETC)

イーサリアム・クラシックの単位はETCです。

イーサクラシックと読みます。

 

厳密には、
イーサリアム(Ethereum)はブロックチェーンを用いたシステム全体を、
イーサ(ether)は仮想通貨を指します。

 

しかし、多少混合しても全く問題はありません。

 

発行方法:採掘(マイニング)・PoW(プルーフ・オブ・ワーク)

イーサリアム・クラシックはマイニングにより発行されます。

マイニングは、世界中のマイナー(採掘者)が送金の計算を行う仕組みです。

 

計算時の報酬はイーサリアム・クラシックでは本家イーサリアムと同様、GAS(ガス)と呼ばれます。
GASは送金時にマイナーへ支払われます。

 

このシステムをPoW(プルーフ・オブ・ワーク)と呼びます。

「この送金は仕事(ワーク)によって証明(プルーフ)されている」

といった意味合いです。

 

発行上限:2億1000万~1億3000万ETC

イーサリアム・クラシックには2億1000万~1億3000万ETCという発行上限があります。

いまだ発行上限を定めていないイーサリアムとは異なる点です。

 

「減少期」:-20%(500万ブロックごと)

イーサリアム・クラシックには「減少期」があります。

減少期には、マイナーに支払われる報酬が20%減少します。

 

これにより送金が減り、コインの流通量も低下します。
そうして希少価値を高めることで、価格を維持しています。

 

 

イーサリアム・クラシック(ETC)の特徴&イーサリアム(ETH)との違い

機能はイーサリアム(ETH)とよく似ている

実は、イーサリアム・クラシックの機能は本家とほぼ同じです。

現時点での違いは信念によるところが大きいでしょうか。

 

しかしながら、イーサリアム・クラシックは自ら差別化を図ってもいます。

 

コードのみが真実!

イーサリアム・クラシックの特徴は、「コードを法律(憲法)としている」点です。

最初に書かれたコードは絶対不可侵で、何があっても変えることはできません

 

イーサリアムが、「The DAO事件」の際にコードを書き直したのとは対照的です。
イーサリアム・クラシックに例外は存在しません。

 

完全な「脱中央集権化」を目指す

イーサリアム・クラシックは、完全な「脱中央集権化」を目指しています。

特定の組織によって通貨が変わってしまうのは、あってはならないと考えています。

 

これが、「The DAO事件」でコードの書き換えを拒んだことのバックにあります。

 

 

イーサリアム・クラシックの将来性

技術力の拡充が急務

イーサリアム・クラシックは、技術力の拡充が今後求められていきます。

現状では、本家イーサリアムに対して開発力が下回っています。

 

開発の競争力を取り戻すことが今後の重要な課題です。

 

「第二のイーサリアム」へ

イーサリアム・クラシックは、「第二のイーサリアム」としての役割も期待されます。

イーサリアムのトラブルが起きたりした際に、似た構造をもつイーサリアム・クラシックは重宝します。

 

また、イーサリアム本家の市場価格も反映されやすいといいます。
イーサリアム自身の浸透具合もクラシックへ影響するでしょう。

 

IoT(モノのインターネット)への応用が成功するか

イーサリアム・クラシックは、IoT(モノのインターネット)の開発を進めています。

本家イーサリアムとの差別化のためですね。

 

IoTとは、世界中のモノとモノがインターネットで繋がることです

最近の例だと「スマートホーム」。
家の外でも、スマホで暖房をつけたりできますよね。
これはスマホと暖房がインターネットを通じて繋がっているからです。

 

イーサリアム・クラシックは、これをブロックチェーン上で実現しようとしています。
そうすれば、仮想通貨のようにプライバシーや安全性を保ちつつ、IoTが実現するからです

 

仮想通貨の技術をIoTに応用させるアイデアはユニークで秀逸だと思います。
もしこの取り組みが成功すれば、イーサリアム・クラシックの可能性はさらに広がるはずです。

 

 

まとめ

イーサリアム・クラシックは、イーサリアムから分裂してできた仮想通貨です。

機能面ではイーサリアムと似た面も多いです。

 

価格の面でもイーサリアムと連動する場合が見受けられます。

 

しかし、同時にIoTの開発を進めるなど独自性の追求も進んでいます

今後、新しい発想を生み出すことができれば、大きく人気度を高めていく可能性のある通貨です。

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