イーサリアム(Ethereum)とは?スマート・コントラクトの未来。

Ethereum 仮想通貨
イーサリアム。

それは、あのビットコインに並ぶとも予想される仮想通貨です。

 

この記事では、

イーサリアムってなに?
将来どんどん価格が上がっていくの?
新しい技術への応用は?

そんな疑問に答えていきたいと思います。

 

 

イーサリアムの基本

 

作者:ヴィタリック・ブリテン

イーサリアムの作者は、若きロシア系カナダ人のヴィタリック・ブリテン

 

1994年1月31日生まれで、なんとイーサリアムのリリース時の年齢は21歳でした。

 

そんな彼は幼いころから数学やプログラミング、経済学に興味を示していたそうです。
情報オリンピックに出場するなど、学生時代からその才能を嘱望されていた彼。

 

転機は高校時代に訪れます。
父親からビットコインについて紹介され、ヴィタリックはそれに強い興味を示しました。

そこから世界各国を旅し、イーサリアムという、新たな仮想通貨の構想を立ち上げたのです

 

開始年月:2015年7月30日

イーサリアムの公式なリリース日は2015年7月31日です。

 

最大の仮想通貨であるビットコインが2009年に開始したのに比べると比較的若い仮想通貨です。

しかしながら、十分な運営実績を持っているといえるでしょう。

 

管理者:参加者全体

イーサリアムには中央管理機関がなく参加者全体によって管理されています。

 

作者のヴィタリックは、インターネットを巨大組織の手から個人へと戻すことを理想としています。
イーサリアムが参加者によって管理されているのも頷けますね。

 

単位:ETH(イーサ、ether)

イーサリアムの通貨単位はETH(イーサ、ether)です。

 

正式には、「イーサ」のみが仮想通貨を指し、「イーサリアム」はそれを運用するシステムを指しています。
ですが、実際には仮想通貨自体も「イーサリアム」と呼ばれることも多いです。

 

特に呼び方は神経質になる必要はなく、「イーサ」と呼んでも「イーサリアム」と呼んでも支障はありません。

 

 

イーサリアムの特徴

 

多彩な利用用途

「イーサリアム」は、仮想通貨だけでなく、様々なアプリケーションへの利用が可能です。

 

「イーサリアム」という技術を使って、誰もが好きなアプリを作れる

というイメージに近いですね。

もちろん「イーサリアム」はインターネット上に公開されているので、誰もが利用することができます。

 

「スマート・コントラクト」システム

イーサリアムの取引を支えているのが「スマート・コントラクト」の技術です。

 

これは、販売と購入が一度に行われるシステムのことを指します。

 

ネットショッピングをイメージしていただけると分かりやすいかもしれません。

例えば、

購入側が先に入金すれば、そのまま商品が届かないで損をする

可能性がありますよね。

反対に、

販売側が先に配達すれば、入金されないで損をする

可能性もある。

そんな問題を防ぐために、

購入と販売を一度に行おう
というがスマート・コントラクトのアイデアです。

 

発行上限は(今のところ)ない

現時点で、イーサリアムの発行上限は決められていません

 

もしかすると、上限が設けられない可能性もあります。
これは、イーサリアムが中央管理機関によるコントロールを嫌っているからかもしれませんね。

 

発行上限については、今後のアップデートが待たれます。

 

発行方法:採掘(マイニング)

イーサリアムは、ビットコインと同じように採掘(マイニング)によって発行されています。

 

マイニングとは、イーサリアムの取引の計算を担った参加者が、その報酬を受け取ることで新たな通貨が発行されるシステムです。

このシステムが、イーサリアムの計算を担うコンピューターを設置する動機になり、通貨の管理が持続するのです。

 

 

イーサリアムの未来

イーサリアム企業連合(EEA)

2017年には、イーサリアム企業連合(EEA)が設立されました。

 

これは、イーサリアムの将来性に注目した企業がグループとなり、その発展を促すというものです
マイクロソフトやマスターカードなど、多くの有力企業が参加しています。

 

イーサリアムというテクノロジーが、高い将来性を期待されていることの証拠とも言えます。

 

ビットコインに並ぶ仮想通貨に?

将来、イーサリアムがビットコインと同等の価値を持つようになるのも十分に考えられます。

 

まだまだ若いイーサリアムは今後、さらなる発展を遂げると予想されるからです。
さらにイーサリアム企業連合の設立など、産業界からの高い期待もうかがえます。

 

発展途上のイーサリアムの価格変動、そして新技術への応用から目が離せません。

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